子供のアレルギー
近年、子供のアレルギー疾患が増加しています。この傾向は特に先進国で多く見られます。
子供のアレルギー疾患には、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、慢性じんましんなどが上げられます。
アレルギー疾患は現代病と言われ以前に比べて特に子供のアレルギーの数が増えています。現代の子供のライフスタイルは多様化し、アレルギーの病気の治療を行うにあたり学校や保育所など地域との関わりを無視することはできません。私達は病気そのものを良くすることはもちろんですが、子供達とご家族の生活が無理なく過ごせるようにライフスタイルに見合った治療プランを提案します。
以下にアレルギー疾患の症状を簡単に説明します。
食物アレルギー食物アレルギーは人類の歴史上、古くから存在が知られていた長い歴史を有する疾病です。我が国では、食品衛生法でアレルゲン表示の義務化が2001年より、一年の助走期間をおいて、実施されるようになりました。
人間は身体にとって異物であるもの(抗原またはアレルゲン)が体内に入ったとき、それに対抗する物質(抗体)を作って、抗原を排除します。この反応を抗原抗体反応とか免疫反応といいます。これらの反応は、抗原に対して適切に機能すれば、「生体防御」となりまが、過剰に反応し、生体防御の範囲を「逸脱」した場合はアレルギーとなります。
アレルギーはその症状・機構によってI〜IV型の4つの型に分類されますが、せまい意味での「アレルギー」という場合、多くはI型のアレルギー反応を指します。
I型アレルギーは即時型で、抗原が作用して15分〜12時間ぐらいの短時間で反応が起きます。食物アレルギーは、このI型アレルギーにあたる反応です。
食物アレルギーのお子様で問題になるアトピー性皮膚炎は、I型アレルギーの他にIV型アレルギーの側面もあるといわれています。
このIV型アレルギーは、血液中に存在する細胞の一種であるTリンパ球が起こすアレルギーです。即時型のI型アレルギーに対しIV型アレルギーは遅延型で、抗原(アレルゲン)を体内に取り込んで半日から数日たって反応が起こります。
IV型の代表的なものは接触性皮膚炎です。
いわゆる「化粧品かぶれ」や「うるしかぶれ」、最近の「金属アレルギー」や「ゴムアレルギー」などがそうです。
小児気管支喘息
小児ぜん息は、呼吸をするときにヒューヒュー、ゼイゼイという音が聞こえる呼吸困難を繰り返す病気です。
喘息のはじまりは、風をひいた時に咳が長引いたり、ヒューヒューという呼吸にともなって音が聞こえることが多く風邪の度にこのような症状を繰り返しているうちに、風邪をひいていなくても聞こえるようになった場合はぜん息が疑われます。
アトピー性皮膚炎アトピー性皮膚炎とは、「アレルギー体質の人に生じた慢性の痒い湿疹」です。
症状としては痒みを伴うこと、発疹は湿疹病変で、急性の病変としては赤くなり(紅斑)、ジクジクしたぶつぶつができ、皮がむけてかさぶたになる状態です。
慢性の病変としてはさらに皮膚が厚く硬くなったり、硬いしこりができたりします。発疹はおでこ、目のまわり、口のまわり、くび、肘・膝・手首などの関節周囲、背中やお腹などに出やすく、左右対称性に出ます。
乳児期は頭、顔にはじまりしばしば体幹、四肢に拡大していき、思春期、成人期になると上半身(顔、頸、胸、背)に皮疹が強い傾向があります。
ドライスキンもより顕著になってきます。また、慢性に経過する疾患で、乳児では2ヵ月以上、その他では6ヵ月以上継続するものをいいます。
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